おはこんばんにちは。ゆにーくげいと(略称:ゆにげ)です。
実は私、あるメーカーのパソコン、サーバともに避けたいものがあります。当然こちらの記事では固有名詞は書きません。どこからどういう経路で流出するのか分かりませんし、ご迷惑はおかけしたくない、流出した結果厄介ごとに巻き込まれるのも御免蒙りたいからです。
初めての出会いはアルバイト
学生時代のアルバイト先ではそのメーカーのノートパソコンを扱っていました。ノートパソコンを購入されたお客様にさまざまなサポートを提供するというアルバイトでした。
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(何もやっていないのにパソコン動かなくなった)部下に助けを求める上司|フリー写真素材・無料ダウンロード-ぱくたそ※イメージです
初期不良の対応
しかしお客様から持ち込まれる初期不良の数が多かったんです。
フロッピーディスクを差し込もうにもドライブが見つからないドイツ人ハーフ|フリー写真素材・無料ダウンロード-ぱくたそ
初期不良の割合は20%!
正確な割合は約20%。マジです。信じられますか?5台販売したうちの1台は初期不良なんです。実際には120台販売したんですが、そのうちの46台が初期不良でした。
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初期不良と判断したいくつかの症状例
初期不良と判断した症状はいくつかあるんですが、
- 起動しない←これが一番多かったです。
- 次に作業中に前触れなくフリーズ
- タスクマネージャでの対応でさえ厳しくなり強制終了せざるを得ない
- 液晶のドット漏れが明らかに保証対象←一本または複数本、線状のドット漏れ
などなど。
当時は「ブルーオーシャン」だったことが原因?
今ではあり得ませんよね。当時ノートパソコンは日本市場に上梓して日が浅く、その反面急激に広がった市場、参入する設備さえあればかなり高い確率で利益が見込める、いわゆる「ブルーオーシャン」でした。
こういった背景からメーカー側も充分な品質保証検査・検品を行えずに行わず?商品を出荷していたのではないかと、今は思えます。
と、言っても当時は数人の先輩方と右往左往しながら、メーカーのサポートセンターにノートパソコンを郵送する手続きに追われていました。
これがまず一つ目のきっかけです。衝撃的な出会いでした。
数年ぶりに再会しても変わらない性質
サーバ導入の立ち会い
そのアルバイト経験から数年後、僕は社会人になっていました。会社のシステム部門で、ある社内サービスを提供するサーバ導入に立ちあったときでした。
http://sds.ne.jp/bl/server/※イメージです
自身の経験から知っていたこと
コツはブート中にユーティリティディスクを入れること
当時は僕自身そのメーカーのサーバを初期設定した経験が十回ほどありました。
そのメーカーが用意しているユーティリティディスクをブート中に挿入、ディスクから読み込ませて基本的な初期設定を行います。
その設定が終わった後で画面の指示に従って(Windowsやlinuxなど)OSを入れないと不具合を起こすというものでした。
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コツを知らないと大変
そのメーカーのサーバ構築経験がなければ、まずユーティリティディスクの存在を知る由もありません。あれほど現地へ赴いて設定を行うエンジニア泣かせのサーバはないと思います。と言っても、他のメーカーのサーバでも始めに専用のユーティリティディスクを入れるパターンはいくつかあるんですけどね。
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最終報告で分かったこと-来て下さったエンジニアは知らなかった
始めは立ち会っていたものの、ずっとぼーっと突っ立っているわけにもいかないので10分ほど立ち会った後は自分の仕事に戻りました。ただその時に気になったのが前述したユーティリティディスクを入れていなかったこと。
専門の技術員の方ですからもっと効率のいい方法をご存じなんだろうとお任せしていました。
しかし、まさか7時間もかかるとは思いもしませんでした。見積もりでいただいた作業時間は3時間だったものが、です。
訪問いただいたエンジニアの方は肩身の狭さや迷惑をかけて申し訳ない気持ちでいっぱいだろうなぁ、と思って最終報告を聞いたのが間違いでした。
知りませんでした、あんな特殊な設定方法があったなんて。
今度は僕の方が数秒フリーズ。
【海外の反応】唖然とする外国人|フリー写真素材・無料ダウンロード-ぱくたそ※イメージです
…はい?えと、なんとおっしゃったんでしょう?
というか驚きすぎて言葉を失いました。逆に上司がフォローするという、経験したことのない状況になりました。
エンジニアの方はメーカーの子会社らしい
いただいた名刺を見たところ、訪問していただいたエンジニアの方はメーカーの子会社の方のようでした。しかし。
扱っているサーバはほとんど親会社のもの
そのメーカーのサーバを専門に扱っているのではないのですか?
と普通に疑問に思いますよね。
そのままストレートに聞いてみました。
すると答えは
はい、うちの扱っているサーバは約97%が今回納品させていただいたメーカーのサーバです。
とのこと。
どこから突っ込めばいいのか、そもそも触れずにおくか
ん~と、もう出すべき言葉というか、そもそも単語が見つかりませんよね。
親会社がリリースしているサーバの設定に訪問いただいた専門の技術員が
- ユーティリティディスクの存在を知らない
- 作業予定時間が倍以上になったにもかかわらず一切悪びれる様子を見せない
- 扱っているサーバはほぼ全て親会社のもの
悪びれてほしかったとか謝罪の言葉が欲しかったとかそういうわけじゃないんです。
ただただ単純に呆れてものが言えなかったということを言いたいだけなんです。これが二回。一回目に上司からクレームを入れてもらったのにもかかわらず。
以上の経験からの結論
- 一つ目はノートパソコンの初期不良の多さ
- 二つ目はサーバの初期設定の特殊さ
- 二つ目に付随して設定専門の技術員の方の知識不足が2回
さすがにお付き合いは控えたいと考えました。
しかし条件はいいことが悩ましい
しかし悩ましいのが先方の提示してくれる条件です。
毎回ではないんですが、たまにどうしても獲得したい案件があるのか、破格な条件を提示されることがあります。
費用面はなによりも優先して考えなければいけません。
感情はともかく、費用の面だけを考えると上司の立場からすれば採用もしたくなります。
分かります、だって上司は立ち会わないんですから。
対策
それとなく日々そのメーカーは避ける方向に囁いて、あたかもサブリミナル効果のように良くない印象を擦りこんでいこうとそっと心に決めた出来事でした。
そして現在
囁きが効いたのかどうか分かりませんが、上司もその技術員が所属する会社への不信感を持ち始めたこと、競合他者メーカーの方がよりいい条件を出すようになったことが功を奏して、以降そのメーカーには滅多にお世話になることは無くなりました。
部門長がそのメーカーの方と仲がいいらしいのが今の懸念ですが、それは仕方ないと諦めています。
以上「あるメーカーのハードウェアサポートは避けたいです」でした。
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